ベトナムで店舗・会社を開く:外国企業のための開店の習慣

ベトナムでは、店舗やレストラン、オフィスがただ扉を開けて営業を始めることはまずありません。ベトナム人のオーナーの多くは、そしてベトナム人スタッフを抱える外国企業の多くも、供養の儀式、招待客、取引先からの花をそろえた開店式を行います。法律上の義務ではありませんが、スタッフや家主、取引先はそのやり方をよく見ています。

日取りと時刻を選ぶ

  • 多くのオーナーは旧暦をもとに縁起の良い日と時刻(ngày giờ hoàng đạo)を選び、オーナーの生まれ年と合わせることもよくあります。ベトナム人の同僚や家主に頼めば、たいてい見てくれる人を紹介してもらえます。
  • 新しいことを始めるのに広く避けられる旧暦の日もあり、代表的なのがtam nươngの日:旧暦の3日、7日、13日、18日、22日、27日です。
  • テト明けの数週間は、一年の仕切り直しとして開店が集中します。この時期は花と獅子舞の手配をお早めに。

開店の供養

  • 開店の前に、オーナーは財神と土地神(Thần Tài, Ông Địa)に供え物をします(lễ cúng khai trương)。とくに南部では、多くの店の入口近くに小さな祭壇があります。
  • お供えには、ローストポーク、おこわ、ゆで鶏、五種の果物、花、ろうそく、線香が並ぶのが一般的です。お供え一式をまとめて注文するオーナーも多くいます。
  • オーナーかベトナム人の年長スタッフが線香に火をつけて商売繁盛を祈ります。外国人の責任者も隣に立ち、線香を手に一緒に礼をして構いません。
  • 儀式のあと、お供えの料理はスタッフで分け合います。これも縁起の一部です。

獅子舞とテープカット

  • 店舗、レストラン、ショールームでは獅子舞(múa lân)を呼ぶことがよくあります。太鼓の音が悪運を追い払い、開店に人を集めると考えられています。
  • オフィスや工場では、招待客を迎えてスピーチとテープカットを行う短い式典のあと、食事会を開くことのほうが一般的です。

取引先から届くスタンド花

  • 取引先、仕入先、友人からはスタンド花(kệ hoa, lẵng hoa khai trương)が届き、入口に並びます。スタンド花が多いほど盛大な開店に見えるため、数日間飾っておきます。
  • 色に意味があります。赤と黄色は幸運と繁栄を表し、ひまわり、バラ、ガーベラがよく使われます。白一色のアレンジは葬儀の花なので避けましょう。
  • スタンド花には、お祝いの言葉と贈り主の名前を書いたリボンが付きます。よく使われる言葉は“Chúc mừng khai trương”(開店おめでとうございます)、“Khai trương hồng phát”(開店で商売繁盛を)、“Vạn sự như ý”(万事が思いどおりに)です。
  • 花は式の前、たいてい当日の朝に届くようにします。花屋には住所と時刻を伝えましょう。

開店祝いのスタンド花と開店祝いのフラワーバスケットをご覧ください。リボンはベトナム語でお書きし、貴社名はご指定どおりに印刷します。

最初のお客様

  • 多くのオーナーは開店日の最初のお客様(mở hàng)を大切にし、それがその年の流れを決めると考えます。そのため、値切りや返品のない、すんなりとした最初の売上を願います。
  • 当日は損失や失敗、縁起の悪い話は避けます。期待されているのはお祝いと繁盛を願う言葉です。

取引先が開店するとき

  • 自社名入りのスタンド花を贈るのが定番です。開店祝いの花をご覧ください。
  • オフィスには、数週間咲き続ける胡蝶蘭も人気の選択肢です。
  • 出席する場合は時間どおりに到着し、オーナーにお祝いを伝え、招かれたら食事にも参加しましょう。

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習慣は家庭・地域・世代によって異なります。このページはよく見られる慣習を紹介するもので、決まりではありません。

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このシリーズは、ホーチミン市の花屋Flosaが作成しています。Flosaはご自宅、オフィス、ベトナム各地のホテルへ花をお届けしています。法人のご注文は企業向けの花を、ベトナムで暮らす各国コミュニティの記念日についてはベトナムで花を贈る記念日をご覧ください。

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